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久石譲作品をピアノで弾くなら、本人監修楽譜の《オリジナル・エディション》でしょう。

テレビで聞かない日は無い、といっても過言では無いのが、久石譲先生の音楽。
最近は銀行やビールなどのコマーシャルで流れていますね!

先日、楽譜を見に楽器店に足を運ぶと、「久石譲」「ジブリ」などがまとめられたピアノ楽譜のコーナーにしゃがみ込んで熱心に楽譜を見ている外人さんのカップルを見かけました。
久石音楽の世界的人気はスゴイです。

でも、楽譜といってもたくさんあります。
初級・初中級・中級・上級・連弾・・・・・・アレンジも様々です。
「いったいどうすれバインダー!!!?」
となってしまいがちな人にオススメしたいのが、
久石 譲:ENCORE

今から15年ほど前、作曲者以外のアレンジ版ばかりが出版されていることに疑問を持った当時の編集者が、「ホンモノを作りたい!」との熱い思いで久石先生の事務所を訪れたことから実現したのがこの「オリジナル・エディション」シリーズだと聞いています。

やはり久石譲先生ご自身が手がけた楽譜ですから、まったく別の人がアレンジした譜面とは音づかいから何から全ッ然違います。
なかでも、特にオススメしたいのが『ENCORE』です。

今ではピアノ弾きなら一度は弾いたことがある曲、といってもいいかもしれない名曲「Summer」(菊次郎の夏)や、「One Summer's Day」(千と千尋の神隠し)、「Ashitaka and San」(もののけ姫)、などが ピアノ・ソロ曲として書かれたものがおさめられているのです。

楽譜中の久石先生ご本人のお言葉を引用させて頂きます。

「『ENCORE』は、ここ数年の自分のベスト・メロディーをセルフカバーしたピアノソロアルバムです。完全なピアノソロは、14年ぶりです。(中略)素朴なメロディーの美しさを引き出させるため、できるだけ必要の無い音を省き、似たようなアレンジにならないように心がけました。自分としてはピアノの良さを存分に引き出せたスタティックなものに仕上げられたと、満足しています。皆さんも、楽しんで演奏してください。久石譲」

こんな風に久石譲先生本人が仰っている素晴らしいピアノ作品を味わえるなんて、贅沢!
楽譜通りに弾いていると、まるで久石譲先生本人になったような気分で(気分だけですが)、名曲を楽しむことが出来ます。

さらに、自筆譜がプリントされているところなんかもファン垂涎です!

ちなみに、私はこの「ENCORE」の中から「Summer」を、友人の結婚式に演奏させて頂きました! たいへんたいへん好評でしたヨ♪ 実際は冬でしたけどね☆