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幼い日のフルート二重奏のおもひで

ワタクシ編集部員の最も得意(??)とする楽器はフルートです。

始めたきっかけは、「親に勧められた」でも「フルートの曲が好きだった」でも「音楽が好きだった」でもなんでもなく、当時愛読していた小学館の月刊誌『小学四年生』の6月号だったか、春の号の口絵にイラスト付きで掲載されていたポエムの一節にあった「ピッコロ」という文字が非常に気になったことがきっかけでした。

男の子が横笛を吹いているカラーのかわいらしいイラストを見て、「ピッコロなんて楽器ができたらカッコイイんじゃないだろうか? ピアノを弾く友達はいるけど、ピッコロなんて聞いたことない!」と日々妄想を膨らませ続け、思いあまって母に「ピッコロを習いたい!」と告白。
音楽のことなど全く関わりを持たない母は、さぞかし途方に暮れた事でしょう。今みたいにインターネットなんて便利なものも、情報誌もなかったン十年前ですから。

でも天は良い子(ワタクシのことですが、なにか?)に味方をしてくれました。
家の近所に「頼りない笛の音と、うまい笛の音が同時に聞こえる家がある」ことに気づいた母が、早速その家の門戸を叩いたところ、自宅でフルートを教えている先生がいらっしゃいました。
「ピッコロも教えられますが、肺活量も必要ですし、ピッコロはフルートの持ち替えで演奏する楽器ですから、フルートになさってはいかがですか?」とのことで、フルートを習うことになりました。

楽しいフルート生活が始まりました。とはいえ、最初の一ヶ月間はろくに音も出ず、カスカスの音でしたが「たのしいな〜」とフルート生活をエンジョイ。
習い始めて1年も経つと、初心者なりの上達はするもので、初めての発表会では先生とのフルート二重奏にトライ。なぜか曲名が思い出せませんが(汗)、ロングトーンのハモリが美しい曲で、これが私のフルート二重奏デビューでした。先生と一緒にステージを踏んだ、今となっては素敵な想い出です。

そんな思いを抱きながら、7月新刊「【標準】たのしいフルート二重奏」を編纂しました!
やや初級寄りの中級〜中級〜上級寄りの中級まで、という幅のある難易度で、ピアノ伴奏が付くため厳密には三重奏になりますが、合奏の楽しさや互いの役割を考えながらの演奏を体験するにはもってこいの曲集です。

ぜひとも発表会などのお披露目演奏に向けてトライしてくださいね!

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