これが、最初に発した言葉。
某有名フルートメーカーさんから『ご高齢者施設にボランティアで演奏に行くと、演歌を吹いて欲しいという要望が多いらしい。けっこうニーズがあるかも』とリサーチしてきた営業のM氏の勧めで「検討してみてよ」と。
う〜ん...どうなんだろ〜?フルートで演歌はサマにならないのでは?というのが正直、頭半分以上を占めていた否定的な見解だったのですが、『ぜひ検討してください』メールが社内の複数人にCCで送られていたこともあり、やむなく はりきって企画立案。
「演歌フルート ピアノ伴奏譜&カラオケCD付」は、無事に会議を通ったのでした。
編曲は、全音ピアノライブラリーやピアノピース等の編曲をはじめ、フルートやヴァイオリンなどの器楽のレコーディングでも数々の作曲・編曲をされている後藤 丹(ごとう まこと)先生。今回の編曲依頼も快く受けて頂きました。先生素敵。
送っていただいたサンプル原稿とmyフルートを持って、ピアノがメイン担当のW編集部員と共にグランドピアノが設置されている会議室に直行。「せ〜の」と、まずは八代亜紀さんの名曲《舟唄》をアンサンブル。...なんですか、このじわじわと哀しみが足下から伝ってくる感覚。ド演歌アレンジではなく、クラシカルな手法で編曲されているのですが、とても土の香りがするんですね。アーシー(earthy)って言ったらいいの? すんごいカッコイイ。
《また君に恋してる》に至っては、もうアレンジの内容確認ができているにも関わらず、「もう一回やってみよ〜♪」と何回合わせたことか。だって楽しいんだも〜ん♥ ←もはや仕事ではなくなっている
ピアノ伴奏譜だけではなく、このピアノ伴奏がカラオケCDになって付いているので、ピアノ伴奏者がいなくてもCDをバックに一人で楽しむことができます。
「え〜?演歌?」なんて思っていたら損しますよ。
そんな「演歌フルート」に姉妹品ができました。
「演歌ヴァイオリン」です。
ちょ〜カッコイイから!
ヴァイオリン弾きの皆さん、洗練されたアーシー・クラシカル演歌を、ぜひお試しあれ♥