今日、とっても素敵なお手紙をいただきました。岩手にお住まいの女性の方からです。
ずっと習いたかったピアノを、大きくなってから自分で楽器を買って始めたこと、そして20年間、毎日少しずつ練習を積み重ねていらっしゃること、それから、全音の楽譜を気に入って下さっていること。
その方の、たくさんの思い出とお気持ちの詰まった2枚のお手紙を読んで、思わずこみ上げるものがありました。
強く心に残った言葉があります。
「ピアノを買ったとき、私は若かったので"自分には永遠に時間があって、これから少しずつ練習すればどんな曲でも弾けるようになる"と思っていました。今はそれが間違いだったと知っています。自分がどこまで行けるのかわかりません。だからこそ、どこまで行けるのか、毎日が挑戦です」
「時間は永遠ではない」ことを実感されたお客様が、全音の楽譜を愛し、毎日使ってくださり、そしてこんなに温かいお手紙を送って私たちを応援してくださったことに、ただただ感動するばかりでした。
私どもにとっても、どこまで行けるのか、毎日が挑戦です。
楽譜を楽しみにしてくださる方、心待ちにして下さる方が喜んでくださるような楽譜を、今後も作っていきたい。心からそう思いました。
お手紙をくださった方に、心より御礼申し上げます。