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心に花を咲かせようプロジェクト キャラバンコンサート

10月27日、28日に行われた心に花を咲かせようプロジェクト「キャラバンコンサート」に行ってまいりました。
27日は指揮者の山田和樹先生とピアニストの寺本沙綾香先生、上田真樹先生、ハルモニアアンサンブルは福島県の安積中学校合唱部と公開交歓ワークショップを行いました。

S.P.C.合唱団は一足先に亘理町へ入り、NPO法人ロシナンテスさんのご協力のもと被災地を見学いたしました。
仙台駅からバスに乗り、バスの運転手さんより亘理町へ向かう高速道路が防波堤になったというお話を伺いました。バスの窓から、左を見ると、海水でいまだに手をつけられていない畑が広がっていました。
高速道路を挟んだ右側の景色は、鮮やかな緑色の稲穂(?)が広がっていました。
亘理町へ着き、沿岸部に足を運びました。

夕方、ハルモニアアンサンブルと合流し、亘理町の仮設住宅地で28日のコンサートのチラシを合唱団皆で1軒1軒回りました。夕食の準備で忙しい時間帯にもかかわらず、住人の皆さんは耳を傾けてくださり、温かい言葉をかけてくだいました。

28日の朝、名取市の閖上地区の沿岸部に足を運びました。その後、仮設住宅地へ向かい、コンサートを2回(11時〜、14時〜)行いました。
「心に花を咲かせよう」の作詞者・山本瓔子先生もコンサートにかけつけてくださいました。

1回目は仮設住宅内にあるWFPテントで行いました。
11時から始まるのに、10時くらいにいらしてくださるお客様もいらっしゃいました。
開演時には150人程の子供〜お年寄りまで沢山の住人が集まってくださいました。
演奏中、時折涙を流して聴いていた方もいらっしゃいました。アンコールはみなさんと「もみじ」を歌いました。
演奏終了後、「ありがとう」と握手をしていただいたり、「花びらの中に包まれた感じで心地よかったです」「若い子達にパワーをもらいました」等、たくさんの温かいお言葉をいただきました。

2回目のコンサートは仮設住宅内の第3集会所で行いました。午後は生憎の雨...それでも、たくさんの方たちが足を運んでくださいました。1回目を聴いて、2回目も聴きにきてくださったお客様も数名いらっしゃいました。仙台市内から足を運んでくださったお客様もいらっしゃいました。

1回目も2回目も、亘理町の住人と心に花を咲かせよう合唱団とで創り上げた温かい空気につつまれたコンサートとなりました。
(詳細は心に花を咲かせようプロジェクトのFB、HPをご覧ください)

いまも、お声かけいただいた仮設住宅の皆様の優しい笑顔が思い浮かびます。
亘理町の皆様、仙台市内からいらしたお客様、本当にありがとうございました。
今回の出会いを大切に、また亘理町でコンサートができる日を願っています。