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ハチャトゥリャンのヴァイオリン曲の録音

を12月13日から15日の3日間、栃木県の岩舟町コスモスホールでやりました。録音メーカー(レーベル)はNARさん。

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(写真はコスモスホールのステージ上にある『舟』)

日本を代表する超絶技巧を誇るヴァイオリニストのひとり、木野雅之さんのヴァイオリン演奏で、たいへん珍しいアラム・ハチャトゥリャンのオリジナルのヴァイオリン作品を5曲+α(アレンジ4曲)を収録してきました。

(写真はウォーミングアップ中の木野雅之さんとピアノの式守満美さん)

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どれも隠れた名曲ばかりで、これまでほとんど演奏されなかったのが不思議です。
中でも規模の大きな《ヴァイオリン・ソナタ》は2つの楽章ながらスケールの大きな作品。これは比較的若い頃に書かれた曲ですが、後の傑作《ガイーヌ》をふと彷彿とさせる箇所がちらほら聴かれます。

そしてやはり大曲である無伴奏の作品《ソナタ=モノローグ》。これは〈ソナタ〉とは逆に晩年に書かれた作品で、何とも深淵で味わい深い作品。これも今まで弾かれてこなかったことが惜しまれるような作品で、今回の録音がCDになり広く知られることで、演奏してみたいと思うヴァイオリニストが増えてくれることを期待したいものです。

併せて収録された木野さんの超絶テクニックが光りまくるヴァイオリンとピアノのためのアレンジ小品も聴きものですよ。
CDの発売は2012年の春〜夏頃を予定している、とのことです。


<追記報告>
↓日本アコースティックレコーズから2012年4月21日に発売予定のCDについてはこちら↓


今回録音されたハチャトゥリャンのヴァイオリン作品の出版楽譜の情報はこちらまで ↓ ↓ ↓ ↓ ↓