リストの〈ハンガリアン・ラプソディー〉の第2番
ド ドー (ジャジャーン)
ド シb ド シbー (ジャジャーン)
この有名な始まりをオーケストラの演奏で聞いたことがある人も多いハズ。
実はリストが書いたピアノのオリジナルでは、
ド# ド#ー ド# シ ド# シー
なんですが(つまり嬰ハ短調)、
これを最初に挙げたようにハ短調,つまりハ音(ドの音)で始めるようにしたのが、
ミュラー=ベルクハウス
という人がオーケストラ編曲した〈ハンガリアン・ラプソディー〉第2番です。
ちなみにリストの弟子であったドップラーがやはりオーケストラ編曲したものでは,ニ短調になっているので,「 レ レー 」と始まります。
これだとちょっと上ずって聞こえるので、結構曲のイメージが変わってきます。
今回このハ短調のオーケストラ版、「ミュラー=ベルクハウス編曲版」のスコアが全音より詳しい解説付きで発売。
ミュラー=ベルクハウスって誰!? と思っていた人も、このスコアの解説を読めば納得の新刊です。